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コラム

最近話題の食物繊維 イヌリン・・何がいいの?

イヌリンは、事業者の責任で科学的根拠をもとに、商品パッケージに機能性を表示するものとして消費者庁に届けられた食品である機能性表示食品に使われるほど体への良い作用が注目されています。

それではイヌリンに期待できる体への働きを見ていきましょう。

 

イヌリンの効果1 整腸作用

イヌリンは大腸で善玉菌のエサになり、善玉菌を活性化、腸内環境をよくするのに役立ちます。
そのときにイヌリンは善玉菌の働きで発酵し、短鎖脂肪酸という物質を産生。
この短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性にすることで有害細菌の増殖を抑えたり、大腸粘膜を刺激して蠕動運動を促したりします。

 

イヌリンの効果2 免疫系を刺激

大腸から吸収された短鎖脂肪酸は免疫系に働くことが知られています。短鎖脂肪酸は口から食事として摂っても小腸で吸収されてエネルギー源として使われてしまい、大腸までたどり着きません。胃や小腸で消化・吸収されず大腸まで届くイヌリンは免疫に働きかけられると期待されています。

 

イヌリンの効果3 コレステロールの吸収を抑える

イヌリンは小腸内でコレステロールを吸着し、そのまま体外に排泄するため食事からのコレステロールの吸収を抑えることができます。

 

イヌリンの効果4 食後血糖値の急激な上昇を抑える

食事から摂った糖質は消化されたあと小腸で吸収されて肝臓へ送られます。
この小腸で吸収されるときに、イヌリンの働きで糖質の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにします。

 

イヌリンの効果5 カロリーカットでストレスフリー!

イヌリンは、いろいろな代替ができます。

いろいろ気にして我慢ばかり・・という方は、イヌリンを上手に使うことでストレスも抑えられるかも。

砂糖のかわりに

ブドウ糖1つに果糖1つくっついたものが砂糖です。
イヌリンは砂糖に果糖がいくつもつながった構造をしています。

甘みは砂糖と同じような味質で食品の味の邪魔をしません。
それなのにカロリーは1g当たり約2kcalと砂糖のおよそ半分。

砂糖の代わりにイヌリンを使うと甘みを楽しみながらも、糖質やカロリーを減らし、食物繊維プラスもできてしまいます。

 

脂肪分のかわりに

イヌリンの高濃度水溶液を冷やすとペースト状になります。
この特徴を利用すると脂肪を減らしながらある程度の硬さで形を保ち、なめらかな食感を表現することが可能になるのです。
例えば脂肪分を抑えながらなめらかなクリームやアイスクリームを作ることができます。

つまりイヌリンを使うことで、
美味しさをそのままに脂質やカロリーを減らしながら、
食物繊維プラスを同時に実現
できます。

 

イヌリンに副作用はあるの?

イヌリンは食物繊維の1種で、普通に食事をしている分には健康を害することは考えにくいでしょう。
ただし、サプリメントなどの栄養補助食品で多くとりすぎてしまうとおなかがゆるくなったり、はったりするなどの症状を引き起こす心配があります。
多く摂れば期待する作用が大きくなるというものではないので、商品のパッケージを参考に適正範囲で使いましょう。

 


参照:J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/46/4/46_312/_pdf

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