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腸活で便秘解消|簡単にできる5つの方法

  • 腸活お役立ち情報
  • 食物繊維・ミネラルを補う!

なんだかお腹がすっきりしない、張っていると感じることはありませんか?

厚生労働省の2019年国民生活基礎調査では、男性で25.4%、女性では43.7%もの人が便秘を感じているというデータがあります。

女性の約2人に1人が悩んでいる便秘。その解消に役立つのが腸活です。

この記事では、そもそも便秘とはどういう状態をいうのか、便秘解消につながる腸活とはどんな方法があるのかをお伝えします。

簡単にできて、続けやすい方法をご紹介しますので、ぜひ今日から取り組んでみてください。

腸活

腸活で便秘を解消しよう

便秘を解消するために腸活は欠かせません。

腸活とは、腸に良い取り組みをして腸内環境を整えることを指します。

腸の消化管としての役割は主に、胃から送られてきた食べ物を小腸で消化、栄養分を吸収し、続く大腸で水分を吸収して便として排泄することです。

この働きが問題なく行えるようにするために、腸内環境を整えるのです。

具体的には生活習慣の改善、食生活の見直し、運動などを行って腸を整えていきます。
正しい腸活をして便秘を解消しましょう。

そもそも便秘って?

毎日便が出ていれば、便秘ではないでしょうか?

答えは「NO」です。

「慢性便秘診療ガイドライン2017」による便秘の定義では、回数によらず、便を出しにくい、便が出ていても出し切れていないような気がする、時間がかかるということも便秘に当てはまるとされています。

逆に2~3日に1回の排便であっても、すっきりと出ていれば便秘には当てはまりません。

便の回数ではなく、排便時に問題がないかに注目してみましょう。

腸内環境って?

腸内環境

私たちの大腸には、1000種類、100兆個もの腸内細菌が存在しています。この菌のバランスによって、腸内環境がつくられます。

腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、どちらにも分類されない中間の菌(日和見菌)の大きく3つに分けられます。


<善玉菌・悪玉菌・日和見菌の特徴>

善玉菌
善玉菌は、人間の身体に良い影響を与え、腸内環境を整えてくれる菌です。ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌などが代表的です。

ビフィズス菌:善玉菌の代表で、腸内環境を整えるだけではなく、腸の細胞を強くして、悪玉菌に対抗するための短鎖脂肪酸(酢酸)を作ります。

乳酸菌:腸内環境を整える、短鎖脂肪酸(乳酸)を作る細菌です。乳酸菌には2種類あり、ぬか漬けやキムチなどの植物性の乳酸菌と、ヨーグルトなど動物性の乳酸菌があります。

酪酸菌:腸内環境を整える、短鎖脂肪酸(酪酸)を作る菌です。

悪玉菌
悪玉菌は体内に有害な毒素を作り出し、健康に害を与える細菌で、ウェルシュ菌、大腸菌毒性株、緑膿菌などが代表的です。

悪玉菌によって腸内環境が悪くなると、便秘になりやすくなるだけでなく、善玉菌が住みにくい環境となり腸内環境がさらに悪化するという悪循環になります。

日和見菌
善玉菌でも悪玉菌でもない菌が日和見菌です。

善玉菌と悪玉菌の多い方に味方をする細菌であるため、善玉菌優位の状態を保っておくことで、日和見菌が善玉菌の味方となり腸内環境を整えてくれます。

善玉菌が優勢で腸内細菌のバランスが良いと「腸内環境が良い」、悪玉菌が優勢でバランスが崩れると「腸内環境が悪い」などと表現します。そして腸内環境が悪くなると、便秘や下痢を引き起こすのです。

「腸内フローラ」とは、たくさんの菌が集まっている状態をお花畑に例えてそう呼ばれています。腸内フローラは人によって異なり、食生活の影響を受けやすいです。

年齢によって菌の数に違いはありますが、菌の種類は一生を通じて大きく変わらないともいわれています。

腸活で得られるメリット

腸活をして腸を整えることで、健康や美容に良い影響があることが知られていますが、精神的なメリットもあります。

便秘でお腹の調子が悪いと「気持ちが落ち込む」「行動することが億劫になる」「お腹が苦しくて不快感がある」などを経験した方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

腸活をして腸を整えることで、これらを感じることなく毎日が過ごせるというのは大きなメリットです。腸活をすることで、健康、美容に良いだけでなく、精神的な安定が期待できるでしょう。

腸活におすすめの方法5つ

食事、生活習慣、運動を中心に、腸活におすすめの方法を5つご紹介します。

腸活というと、始めるのが大変というイメージがある方もいらっしゃるかと思いますが、簡単にできることもたくさんあります。

続けることが重要になってきますので、できそうなことから取り組んでみましょう。

1. 食事で整える

まずは、1日3食規則正しくとることが基本です。

生活リズムが整うと、自然と排便習慣が身につくようになるからです。

特に朝食は体内のリズムを整えるだけでなく、長い空腹状態を経たはじめの食事なので胃や腸を刺激して排便反射を促しやすくなります。

次に重要なのが、食事の内容です。

腸内の善玉菌を増やすには、善玉菌を含む食品を直接摂る方法や、善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きのある食品を摂ることが大切になります。

腸に良い食品・善玉菌を含む食品…発酵食品
・善玉菌のエサになる食品…水溶性食物繊維、オリゴ糖
・便の体積を増やす食品…不溶性食物繊維

2. 水分をしっかりとる

水分をしっかりとることは、便秘の解消につながります。

便の7~8割は水分でできているため、水分が少ないと硬い便となり排便しにくくなるからです。

また、不溶性食物繊維を摂って便の体積を増やしても、水分が少ないと腸の中にとどまってしまい、逆にお腹が張ってしまうということになりかねません。

1日に必要な水分は、食事を除いて1.5~2リットルです。一気に飲んでも吸収できる量には限りがあるので、小分けにして頻回に摂ることが大切です。

朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むと、胃結腸反射が起きて便意を感じやすくなります。

3. 良質な睡眠をとる

良い眠りは、腸本来の力を発揮するのに欠かせません。

腸と脳は深く関係しており、睡眠不足やストレスを強く感じている状態では交感神経が働き、腸の動きを悪くさせてしまうからです。

時間が短くても、しっかりと良い睡眠がとれていれば、問題ありません。

良質な睡眠のためには、十分な睡眠時間の確保のほかに、寝る前にスマホやテレビを見ない、ゆっくりと湯船につかることも有効です。

4. マッサージで刺激する

マッサージで腸を直接刺激することで、腸の動きを活発にします。また、マッサージでリラックスして副交感神経が優位な状態にすることは、便秘解消につながります。

具体的な方法は以下の通りです。

マッサージ法・手のひらを使い、大腸の形にそって時計回りに「の」の字を書くようにマッサージする
・大きくゆっくりと30回ほど繰り返す

腸活マッサージの方法

入浴時や入浴後の身体が温まった状態でやると、より効果的です。

より詳しい腸マッサージについては、下記のコラムをご覧ください。

5. 運動で筋肉をつける

運動で腹筋を鍛えることは、便秘解消につながります。腹筋の力が弱くなっていると、便を押し出す時に十分な腹圧がかけられないからです。

また、座りっぱなしのテレワークが増えた方は動くことが少なくなって、腹筋を使う機会も少なくなり、便秘になりやすくなっている可能性があります。テレワークでなくとも、日頃デスクワークが多い人は、特に運動をすることで便秘解消につながる場合がありますので取り入れてみましょう。

ここでは、テレビを見ながらでもできる簡単な方法をご紹介します。

四股立ちストレッチ1. 両足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、つま先と膝は外側に向ける
2. 両手で膝を広げるイメージでゆっくりと腰を落とす
3, 腰が膝の高さまで落ちたらそのまま10秒キープする

四股立ちストレッチ

定期的な運動習慣というと難しく感じるかもしれませんが、普段の生活の中で階段を利用する、歩く距離を増やすなど、ちょっとしたことでもいいのでこまめに動くことが大切です。

まずは2週間!腸活は継続がカギ

個人差はありますが、腸活は2週間程度で効果が表れやすいとされています。

特に食事は1日だけ腸に良い食事に変えても、継続しないとすぐに元の状態に戻ってしまいます。習慣にするには、簡単に取り組めて、自分に合った方法を見つけることが大切です。

すぐに効果が表れなくても、2週間を目安に続けてみましょう。

食事は毎日続けられるものを

腸に良い食事は色々ありますが、毎日続けることが重要です。

便は毎日食べたものからできていますし、1日だけ腸内環境に影響を与える善玉菌を含む食品を食べても、そのまま住み着くわけではないからです。

毎日外から補い、腸の中にいる時間を長くすることで腸内環境を整えることにつながります。

腸に良い食材を簡単に摂る方法

腸に良い食品は大きく分けて3つに分けられます。

  • 善玉菌を含む食品…発酵食品
  • 善玉菌のエサになる食品…水溶性食物繊維、オリゴ糖
  • 便の体積を増やす食品…不溶性食物繊維

これらを簡単に生活に取り入れ、習慣化するには、調理に手がかからない方法で摂ることがポイントです。

1. 主食からの食物繊維摂取量を増やす
大麦ごはん、玄米ごはん、雑穀米、全粒粉パンなど、主食で食物繊維を摂れるようにすると無理なく摂ることができます。

2. 味噌汁を飲む
野菜、きのこ、海藻は毎日摂りたい食品ですが、それらを取り入れやすいのが味噌汁です。味噌自体も発酵食品であり善玉菌を増やしやすくなります。
また、具材として卵やサバ缶、豆腐などを入れれば、たんぱく質の補給にもなり主菜の役割を果たすこともできます。

3. 果物を摂る
水溶性食物繊維が多く、ビタミンも期待できる果物は1日200gの摂取が推奨されています。
注意:果物ジュースは果汁100%であったとしても、食物繊維の摂取は期待できません。

まとめ|腸活で便秘解消

女性の約2人に1人が悩む便秘は、排便回数ではなく自然とすっきりとした排便があるかがポイントです。

便秘を解消するには、腸活をして腸本来の力を取り戻すことが重要で、その具体的な方法としては食事、水分、睡眠、マッサージ、運動などが挙げられます。

食事は調理に手がかからない方法を取り入れると、毎日続けやすくなりおすすめです。まずは2週間を目安に、腸に良い生活を心がけてみましょう。

便秘が解消されて腸がすっきりとしていると、健康や美容に良いだけでなく気持ちまで明るくなります。是非、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事はこの方に監修いただきました。

渡辺亜子/管理栄養士

渡辺亜子/管理栄養士



12年間病院で栄養管理業務を担当し、うち6年は栄養サポートチームとして医師や看護師をはじめ多職種と協力して低栄養の方の栄養改善に貢献する。病気の方と関わる中で、予防の段階から関わりたいという想いが強くなり、文章の力で予防意識を高めるライティングの仕事を開始。現在はクリニックで個人の栄養相談を行いながら、栄養関連記事のライターとして活動中。

保有資格 管理栄養士 幼児食アドバイザー

参考文献
・腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット – 厚生労働省(2022年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html
・便秘と食習慣 – e-ヘルスネット – 厚生労働省(2022年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-010.html
・栄養満点の具だくさんお味噌汁 – 農林水産省(2022年11月21日閲覧 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/articles/2109/spe1_01.html
・日本消化器病学会関連研究会 慢性便秘の診断・治療研究会編 慢性便秘症診療 ガイドライン2017 – J-Stage https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/2/109_254/_pdf
・厚生労働省│2019年国民生活基礎調査の概況 第9表 性・年齢階級・症状(複数回答)別に見た世帯人員・有訴者数・有訴者率(人口千対) https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/06.pdf
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